門出の 『モン』 でした

2008 / 05 / 30 ( Fri ) 21:35:37
夕方の散歩は、ツネをキャリーバックに入れ肩に担ぎ歩いてマンションが見えなくなってから、ツネと散歩をしている。
そう、私の夕方黄昏お散歩スタイル、散歩バックとキャリーバックとツネ。
どうしよう、流行ってしまったら…。(←流行るかい!)
自分で、そっと心の中でボケとツッコミを入れたはずなのに、どこからか野次が飛んで来た。

なんだろうと、近づいてみると掌サイズの小さな子猫で、もの凄い大きな声で鳴いている。
私は「おいで。」と子猫に声を掛け、そっと手を差し出した。
子猫は警戒しつつも、少しずつだが私に近づいて来る。
(野生の子猫じゃないなぁ、人に飼われている子猫だぁ。)
直感で、そう思った。
子猫を捕まえ、抱き上げ回りを見るが、普通に生活をしている近所の人達だけだった。
子猫の親らしき人はいない、子猫の顔を覗き込むと右目が怪我をしている。
私は、急いで病院へ行くためツネをキャリーバック、子猫を散歩バックに入れ家へと走り帰った。
でも、病院へ行くには車の移動なので、安全のため子猫のキャリーバックがいる。
しかし、キャリーバックは既にツネが入っているので、子猫と一緒にするわけにはいかない。
じゃあ、ダンボール、でもこれもない。
なので、速攻で作った子猫のキャリーケース?

この記事を書いて思い出したけど、今じゃ絶対に使わないというより入らない。
ツネがパピーの頃に使っていた、キャリーバックがあったんだと…(遅)。
まあ、なんとか無事、事故もなく病院へ着き受付をしていると、やや冷ややかでチョロ熱い視線。
そう、私の動物病院通院スタイル、マイバックとキャリーバックとゴミ箱の上に笊。
どうしよう、ブレイクしたら…。(←しません。)
再び、心の中でボケとツッコミを入れてみたが、野次らしきモンは飛んで来なかった。
誰、一人。 寂しい話。
そんなことより、肝心の子猫の診断。
生後、1ヶ月経つであろうと、そして雄の可能性が高いと。
目の怪我は、怪我ではなく。
猫カリシウイルス感染症に感染し、その可能性で目ヤニが出やすく固り見づらくなっているのだろうと。
でも、これは免疫を上げ、1ヶ月後のワクチン接種をすれば大丈夫だと。
そして、母猫の育児放棄なら、猫はたくさん産むので一匹ではいないはず。
(やっぱり。)
また、お腹の張り具合からごはんを食べ、すぐに捨てられて拾われたんだろうと。
( ……… 。)
糞便検査の結果、菌が出た。
捨てられ鳴き叫んでいる時に、なにか口の中に入ったのかもしれない。
そして、駆虫薬を飲むことになり、これがもの凄くもがいて苦しんだ。
歯がまだ生えて来る頃なので自分では噛めない、でも大きな苦い薬を飲み込まなくてはいけない。
でも、飲んだっ! よかった! 偉いぞっ!
余談だが、子猫と出逢った最初の写真は後日撮った物。
あの時は、もう無我夢中だったので写真を撮る余裕はなかった。
私はこの時に、ふと子猫と子猫の親との一つの繋ぎとなる物を探した。
もし、なんだかの事情で子猫が飼えなくなり、でも良い所の里子へと望んだのなら、近くを探してた。
しかし、ダンボールどころか子猫を囲う物すらなかった、サイテー。
子猫は、小さな体でももの凄く大きな声で自分を主張していた。
でも猫や犬、そして人間さえも一人では生きていけない。
そんなモン、捨てられるわけがニャ~だろう。
病院では、朝夕にドライフードをお湯でふやかし食べさせてと言われたので、ホームセンターでミルクとキトンのドライフード猫砂を購入して家へと帰った。
でも、家に帰ったものの子猫を入れるゲージがない、ない時は匠が作れっ!
まあ、なんということでしょう。
ツネゲートが子猫のゲージへと変わったじゃありませんか~。

病院では、よく頑張ったね♪
子猫ちゃん、 新しいお家はどうですか(笑)?

早速、お腹も空いているだろうと思い病院で言われたとおり、ごはんを作ってみたが食べてくれない。
でも、ミルクは飲んだ。
こうして、そんなミルクだけの日々が続き、これじゃ栄養にならない。
また、私はこの一番大切な成長期の育児経験がない。
どうしよう…(焦)。
このままでは、栄養が足りず衰弱してしまう可能性大だ。
そこで、私と子猫の救世主。
『ツブログ』の粒ちゃんの『猫日記』。
これは凄いっ!
本当に凄いっ!
この時期の、子猫はとても好奇心が大生で、お腹がいっぱいになると遊ぶ=運動をした。
我が家は、賃貸マンションで広くはないが安全のためプレイルームと称して一つの部屋を子猫が自由に遊べるようにしていた。
でも、本当にこれでいいのか?大丈夫なのか?と思う子猫の行動も、琴ちゃんことこと細かく書かれている。
一緒~同じ~。
素晴らしい~♪
それでは、子猫の元気の源キトンのドライフードクッキング、パラランパンパンパン♪
(↓若干、省略しているので詳しくはこちらを参照。 とは言ってもこのようなケースはない方がいい。)
まず、ドライフードを数粒用意し、たっぷりめのお湯でふやかし、ドライフードの塊が完全になくなるまですりつぶす。
塊がないことを確認後、粉末ミルク等を入れ、あとはよくかき混ぜて、硬すぎたらお湯を追加して調節。
ペースト状になったらできあがり♪
では。

食べたよ、食べた。
ツネ、子猫が食べてくれたよぉ(涙)。

この時は、本当にずっと食べてくれなかったので嬉しくて感動した。
私は、感謝の気持ちを伝えたくて、あの有名なbozuさんにどさくさ紛れて、嬉しさメールをしてしまった始末だモン。
bozuさん、本当にありがとうございました(笑)。
そして、心温まるメールまで頂きありがとうございました。
これで、私も子猫も怖いモンはありません。
掛かってこんかいっ!

そして、遊び疲れの脱力のお二人を余所に、私は仕事に追われている身、燃えなくてはいけません。
本当は、ガンガンに燃える曲を聴きて仕事をしたい所、ツネはいつもスヤスヤ寝てくれるけど、子猫の眠りを邪魔するわけにはいかない。
しかし、なにか聴かなきゃやってられないのでセレクトしたがこっちまでクソネミィだけだった。
でも、ツネも子猫も心地よくしているので良しとしとこう、頑張れ私。
仕事が落ち着きいたら、今度は子猫の里親探し。
子猫の健康を維持しながら、頑張らなくてはいけない。
私は、里親になって下さる人を探す前に、少し心配していたことがあったんですが、私も含めてこんなに小さな子猫の里親になってくれる人。
それは、「家に置くておくならいいよ。」的な、そんな簡単な話しじゃない難しさがあり大変なこと。
そんな、オールマイティー、ウエルカムな人が実際いるのだろうか。
でも、奇跡が起こったんです!
もう、これは本当に奇跡なんです!
子猫を引き取って下さる方は、超猫のスペシャリスト!
Yさんっ!
Yさんは、今までに何十匹と猫ちゃん達を救って来たお人、事実です!
Yさんが、大変なときには一度に10匹以上も保護されていたそうです。
Yさんの、ご自宅はたたみ2畳分のスペース総アルミに屋寝付き。
家と同じ高さにそびえる、2階建てのキャットタワ~じゃないよ、あれはキャットビル!
本当に、キャットビル!
その写真も皆さんに見て頂きたいんですが、Yさんの希望でお見せすることが出来ません。
残念ですが、凄いです!
Yさん、本当にありがとうございました(笑)。
そして、今は里親をお断りをしてらっしゃるのに、これらの事情を考慮して頂き。
そして、この子猫の里親になって下さったことありがとうございました。
Yさん宅には、3匹の先輩猫ちゃん達もいる。
子猫はもう大丈夫、そして幸せだ♪
別れるのは辛いけど、新しく素晴らしい門出の門をくぐった

モンでした(笑)。
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